「目を覚まして祈りなさい」ルカ21:20-38
「世の終わりはすぐには来ない」と主イエスは明確にお語りになられました(ルカ21:9)。けれども、いつの日かエルサレムばかりでなく、自然界も、さらには宇宙の秩序さえもが揺り動かされる。そのときに、栄光の主イエスが再び来てくださり、私たちを解放してくださるのだ、と主は約束されました。けれども、すべてのことが起こるまで、天地が滅びることはありません。また、このように宣言された主ご自身の御言葉も決して滅びることがないのです。
けれども、主は大切な忠告を与えてくださいました。「放縦や深酒や生活の煩いで、心が鈍くならないように注意しなさい。さもないと、その日が不意に罠のようにあなたがたを襲うことになる」と言われたのです。さらに続けて「あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい」とお命じになられました。
すぐに来ないのであれば慌てる必要はない、とは言えるでしょう。けれどもそれは、いつしか心が鈍くなる可能性も高くなるとも言えます。花婿の到来を待ち望んだあの賢いおとめたちの例え(マタイ25:1-13)のように、油を絶やすことなく、いつも聖霊を求めて祈り続けようではありませんか。